アラビア

 「アラビア」とは、フィンランドの首都ヘルシンキ郊外の「アラビア」という所で作られる
「アラビア社」の食器です。(現在は、イーッタラ社に属します)
 客室を「ホンカ」のログハウスにすると決めてから、フィンランドの事はある程度知っておかなければ。と、
本で調べたりして、「アラビア」という食器が有る事は知っていました。
 でも、ログハウスの工事中、「ホンカ」本社と「ホンカジャパン」の方々がいらっしゃった時の事。
 えいざんこに感激してくださったフィンランド人のH氏が、おもむろに車から取り出してプレゼントして
くださった一枚の「アラビア」の絵皿。  
「キートス!」(フィンランド語で「ありがとうございます」)

ホンカ、H氏に、いただいた、お皿。
 その重厚感といい、やさしい手触りといい、どこか素朴で。でも洗練されていて、お土産用か
壁飾り用だとは思いつつ「ひとめぼれ」をしてしまいました。
 「お客様に、お食事をお出しするのは、これ・・・。」と、マイセンや、ウェッジウッドや、ロイヤルコペンハーゲンにも
心は動きつつも、少しずつではありますが「アラビア」を揃え、ケーキやパスタ、煮込み料理を盛ってお客様にお出しし
「アラビア」のファンの方からは大変喜ばれ、
そうでない方々からも「素適ですね。」と、お褒めの言葉を頂戴しております。

 
 そして、夕食の食器は全てアラビアの食器です。どうぞ、アラビアを食事と共にご堪能下さい。

アラビア、「バラティッシ」の皿

 1873年創設の「アラビア」は、北欧最大の窯。という顔を持ちます。

 モチーフは、森の緑、湖のブルー、大地の茶、雪の白。

 製品の大半が耐火性に優れたストーンウェアで、品質の高さが有名です。

 実用的なのに、芸術性にも優れ、日々の食卓を明るく楽しくしてくれる・・・。

 アラビアは、冬の長いフィンランドの人達の、生活を楽しむポリシーが生かされ、
世界中の人々に愛され続けている食器なのです。

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